天丼てんやでトンカツの後は、エビフライの晩ご飯

昼過ぎ、車を走らせていたら「天丼てんや」の看板が目に入った。

まだ昼ご飯を食べていなかったので、ここで食べていくことにして急遽寄り道。

天丼てんやは一時期よく通った店だけど、最近はご無沙汰。

行き出すとちょこちょこ行くけど、そのうちに飽きて、違う店へ行くようになるのは自然の流れ。

これは居酒屋でも同じことで、通っているうちにだんだんと飽きてきて、違う店へ行きたくなってしまうのだ。

同じ店に何十年と通い続ける常連さんから見れば、私などは ”浮気者” にみえるかもだが、これが私のスタイルなので仕方ない。

それはさて置き、久しぶりにてんやのメニューを眺めてみれば、ロースカツ定食などという、天丼の店としては異質なものがある。

天丼がウリのてんやにトンカツ？

後で調べて分かったことだけど、天丼てんやのフランチャイジーの経営母体（チタカフーズ）が、とんかつ知多家ちたかという店も展開していて、それで天丼とトンカツの複合店を開いたということだ。

天ぷらもトンカツも同じ揚げ物系なので、店舗の設備に手を加えなくてもメニューが増やせるからこうなったのかと。

お客さんにとっても、天丼に飽きたら次はトンカツでとなって都合がいいのだ。

トンカツもいいけど「てんや」のウリはやはり天丼。

天丼かトンカツかで迷ったけど、この日はトンカツでいってみた。

最近トンカツを食べていないので、それでトンカツにすることにした。

頼んだのはロースカツ定食（950円）。

他のものは全て千円オーバーだったので、千円以内のものでオーダー。

他にはカツ丼もあった。

値段的には似たようなもので、どちらを選ぶかは気分次第で選べばいいかと。

待つことなく運ばれてきたロースカツ定食。

ロースカツにキャベツの千切り、それに白飯と味噌汁にお新香という定番の盛り付け。

千切りキャベツに醤油ドレッシングをタップリとかけ、トンカツをおかずにご飯を食べれば普通に美味しい。

カツは軽いタッチで揚げられていて、クドさとは無縁。

大盛りのご飯も選べたけど、普通盛りのご飯で十分にお腹が膨れた。

ただし個人的にはトンカツがイマイチの気がした。

不味くはないが、店で食べるトンカツとしてはインパクトがないのだ。

この手のファストフードのお店にありがちな、いかにも冷凍ものを揚げましたという感じがついて回り、家で冷凍モノを揚げたものと大差ない味。

比べてはナンだけど、同じファストフードのトンカツ屋である「かつさと」のトンカツの方が美味しいと思った。

古い画像で恐縮だけど「かつさと」のトンカツがこれ。

肉の厚みもかつさとの方が厚いし、それにパン粉の花が咲いていてサクッとした食感。

かつさとは店内調理なので、冷凍モノを揚げただけのものとは出来が違うのだ。

しかもかつさとのトンカツの方が安いから、軍配はかつさとに上がる。

って、これは私個人の感想で、人によって違う感想を持たれるかもだが、個人的にはそう思った。

どちらにしても初めての天丼てんやのロースカツで、ごちそう様でした。

お昼がトンカツだった日、晩ご飯はこんなものが用意されていた。

エビフライとミートコロッケの合盛りで、昼に続いての揚げ物。

一瞬また揚げ物か？と思ったけど、昼のトンカツは私が勝手に食べたもので、晩ご飯のメニューとは関係がない。

それに揚げ物は好きだから文句を言う筋合いでもないのだが、この歳になると揚げ物の連チャンが辛いのだ。

とはいえビールという最強のアイテムがあるから、揚げ物もへっちゃら（どっちだ）。

揚げ物をつまみにビールをグイッといけば、この世の天国。

フライ物とビールの相性は抜群にいいからね。

エビフライもコロッケもいい感じに揚っていて、美味しい。

昼間のトンカツの時も思ったけど、今は冷凍技術が発達しているので、家で冷凍モノを揚げてもレベルの高い美味しいものができる。

ファミレスでも冷凍ものを揚げているだけなので、家でやっていることと基本的には同じ。

そう思うとわざわざ店へ出かけ、高いお金を払って食べる必要を感じない。

外食をするという楽しみはあるけど、それが美味しいかどうかは別で、同じようなものなら家で食べるほうが気楽だし格安に済む。

昼のトンカツと晩のエビフライを食べてそう思うのだけど、これでは外食に行けなくなるな。

別の動機、例えば美人ママに会えるとか美女と食事に行くとかがないと外食に行けないと思うが、これって動機が不純か。

今日も美味しくて、ごちそう様でした。

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