嵐山の天龍寺から京の味を求めて三条木屋町へ【京都】

嵐山の天龍寺から京の味を求めて三条木屋町へ【京都】

 

 

朝イチで予定外のトロッコ列車に乗ってしまったので、日もジリジリと照ってきた。

そんな中を嵐山・天龍寺にたどり着いた。

天気が良過ぎて、暑い。

 

参道には日陰がなく、上からも下からも炙られる感じ。

青空が眩しい。

 

広い境内を通り抜けて本堂?に到着。

本堂もいいが茶店はないかと聞いたけど、そんなものはないらしい。

当たり前だが自販機もない。

 

入園料500円なりを払って入場。

石庭もいい眺めなのだろうが、照り返しが強くて私には暑苦しく感じてしまう。

私の感性が鈍いのかもしれないが。

 

本堂の角を曲がったら庭に出た。

きれいな庭ではあるけど芸術に疎い私なので、よく分からない。

 

みんな暑さを避け庇の下で寛いでいる。

それよりソフトクリームが食べたい。

ここで冷たいものを売れば良く売れると思うけど、国宝の中なので無理かもね。

 

紅葉の季節はより綺麗だろうと思う。

尤もその時期は凄まじく混んで、たどり着くのが大変だが。

 

暑くて居場所もないので、竹林の方へ行ってみる。

竹林はやはりかなり涼しい。

上の方を見ていればとても爽やかで涼しげだけど、人出は多く賑やか。

 

こんな具合だ。

さすが日本を代表する観光地で、静かな京都に出会いたければ、早朝狙いで来るしかない。

それにしても女性が多い。

嵯峨野とか大原は特に女性が多い気がする。

 

予定では苔庭で有名な祇王寺まで行くつもりだったけど、人の多さと暑さにやられて諦めた。

冷たいものを求めて嵐山の駅の方に戻ることにした。

 

ここは嵐電の駅だけど、茶店でソフトクリームと冷たいお茶で一息。

クーラーの効いた部屋で一息つけば、汗もすっかり引いてリフレッシュ。

このまま街に戻って昼ごはんにすることにした。

 

ここからは京福電鉄の嵐山線で街へ戻る。

巷で言うところの ”嵐電” だ。

東の ”江ノ電” に匹敵する有名な電車。

 

電車自体は新しいと思うけど、内外装ともシックでレトロなタッチ。

観光電車であると同時に、街の人の足でもある。

料金は220円の均一料金で、終点の四条大宮まで乗ればかなり安いと思う。

 

それに比べて地元の名鉄電車の高いこと。

名鉄が異常に高いのは、やはり競合する電鉄会社がないためだろうか。

 

発車のベルもアナウンスもなくいきなり出発するあたりは、ヨーロッパの電車と同じ感覚。

慣れればこの方が静かでいい。

日本の電車はあれこれとアナウンスが多過ぎと思うが、どうだろうか。

 

このまま終点の四条大宮まで行き、そこら辺りでランチにしようかとも思ったが、今日は三条でランチにする。

なので天神川駅で地下鉄に乗り換え、市役所前で下車。

冷房バリ効きの地下鉄で涼んでいれば到着。

いつ見ても重厚で歴史を感じさせる市役所庁舎だ。

 

前回の京都では食事処の選択をミスってしまい、ロクなことがなかった。

なので今回は木屋町筋で食べると決めていたのだ。

ただし店は決めておらず、勘を頼りに探しながら行く。

 

事前にネットで調べれば情報はそれこそ山のように出てくるが、ネットに出てくる店がいい店とは限らない。

むしろ本当にいい店はネットには出てこないし、むしろ露出を嫌う。

 

それは Instagram などで集まってくる客筋と、しっとりとした京料理屋の客筋とは違うからだ。

なのでそういった店はネット上で派手に宣伝はしないし、積極的にネットには載せないのだ。

 

木屋町を流れるのは高瀬川。

森 鴎外の小説「高瀬舟」で有名な川でもあるし、幕末の動乱の舞台でもある。

ここを龍馬たちが駆け抜けたと思うと、時代に吸い込まれそうな気がしてくる。

 

それはそうとランチだ。

早速見つけた如何にも京都らしい料亭。

いい感じだが、お値段もいい感じ。

それにこんな店に上がり込んでは、一杯飲みたくなるのは必至。

残念ながらまたの機会にする。

 

ここもいい雰囲気だ。

恐る恐る玄関まで行ってみる。

 

素晴らしいが、高級に過ぎる。

ちょっと足が竦んでしまうが、思い切って入ってしまおうか。

と思って振り返れば、奥殿は5mほど後ろにいて無理そうなイメージ。

思いっきり高い店かもしれないので、止めた。

 

で、見つけたのがここ「豆水楼」(トウスイロウ)。

豆腐料理ならそんなに高くはないだろうと、ここにする。

 

しかも納涼床もあるらしい。

ただし納涼床は夜席のみで、昼はやっていないとのこと。

そりゃいくら納涼床と言っても、真夏の屋外では暑過ぎだからね。

 

店に入ってみればご予約のお客様でしょうかと聞かれる。

予約はないからその旨伝えると、奥で聞いてみますとのこと。

待たされることもなく、お二人ならどうぞとのこと。

キャンセルがあったらしい。

直後に来たお客さんは断られていたから、ラッキーだった。

 

店は如何にも老舗料亭と言った雰囲気。

板場の板さんは余計なことは一切喋らず、我々が話しかけない限り話しては来ない。

ここなら密会でも大丈夫、って、話が飛躍し過ぎか。

 

お客さんは女性が多い。

しかもキレイでしっとりとした女性ばかりで、大声で喋るような下品なBBAはいない。

店が客を選んでいる訳ではないが、結果として良い客が集まるのだろう。

 

この店では美味しい豆腐を満喫。

2年越しで漸く京都のいい店に出会えたと嬉しかったが、かなり長くなったので、続きは次回ということで。

 

 

 

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