今年はウナギを食べていない。
もちろん土用の丑の日にも食べていないのだが、丑の日に鰻を食べなくても困ることはない。
丑の日の前後は鰻屋が混む時期なので、避けているくらいだ。
特にいつも混んでいる有名店は、激混み必至なので尚更だ。
で、今回訪ねた豊田市の足助にある「川安」は、普通の週末でも待ちは当たり前の繁盛店。
そんな「川安」だが、足助に用事があったので昼ごはんに寄ってみた。
足助に用件があったと言っても、足助の街よりかなり手前のことで、鰻のために足を伸ばした。
旨いものを食べたいという欲求は、多少の手間など厭わぬものなのだ。
バキューンと走って着いた「川安」は、ありがたいことに行列がない。
平日の昼過ぎという時間帯なのでこんなものかも知れないが、入店してみればほぼ満席でビックリ。
過疎地という場所を考えれば、平日の昼間に満席なんて驚き以外の何物でもない。
これが週末とか香嵐渓の紅葉の時期などは、ご覧の通りの激混みになる。
こうなると全くお手上げで、並ぶことの嫌いな私では絶対に無理な世界。
都会の人にとっては待つことも苦にならないのかもだが、私では無理なのだ。
今日は待つこともなくスッと入れた。
この店は基本的に相席にはしない。
私はお一人様なので、長テーブルの一角に案内されるが、そこは四人が座れる。
尤も四人用の席と言っても、普通の感覚なら二人用だが。
店内は狭く、テーブル席が二つと小上がりが四卓という配置。
テーブルは8人ほど座れる長テーブルと四人用のテーブルがあるが、どちらもギリギリの寸法しかない。
小上がりも、大人四人ではキツキツということがお分かりかと。
座卓も狭く、お盆が四つ乗るだけの寸法しかない。
とにかく狭いのだ。
寛ぎを求めるには不向きで、食べたらサッと帰るのが良策。
特に混み合っている時には待ちの人もいるだろうから、さっさと帰るのが粋。
お品書き(ピンチアウトで拡大できます)。
当たり前だが鰻しかない。
うな重もあるが、うな重は食べにくいのでパス。
鰻は上品に食べるよりガツガツと食べる方が似合っていて、それにはうな丼に限る。
それにうな重は高いけど、うな丼と比べて器以外に何が違うのだろうか。
うな丼は特上・上・並とあり、それは鰻の数の違いによる。
特上は6切れ、上は5切れ、並は4切れで、並(2,350円)でいってみた。
川安の丼は小ぶりで、しかもタレの味が濃いので並で十分。
負け惜しみではなく、特上だとクドくなるのだ。
他に ”かえで” という丼(1,800円)もあるが、これは鰻が三切れになる。
夜、長焼きで一杯やって ”かえで” で〆るのがいい感じだが、それは出来ない。
川安は昼しか営業していないので、夜に鰻で一杯やることが出来ないのだ。
待つほどもなく運ばれてきたうな丼。
オォ、見るから美味そうに焼かれた鰻で、テカテカしている。
これがうな丼の並だけど、並(四切れ)で十分でしょ。
ここは関西風の鰻で、関東焼きのように蒸していない。
なので皮目はバリッとしていて、その焦げた感じの味も旨いのだ。
肝吸いはオプション。
焦げ目の入った肝吸いで、プラス100円。
好き嫌いがあるだろうが、アッサリとした味で口直しにいい。
100円なら頼んでもいいのでは。
さっきも書いたけど、川安の鰻は濃い目の味。
と言っても醤油辛いとか甘すぎということではなく、コクのある味。
三河の我々にはストライクゾーンド真ん中の味で、旨い。
この店が繁盛しているのも、この味に惹かれれているのだ。
久しぶりに食べた川安のうな丼は、やっぱり旨かった。
これでもうちょっと安ければありがたいのだけど、鰻そのものが高くなってしまったから仕方ないか。
⇒ うなぎ 川安(食べログ)
また食べに行きたい、と言いたいところだが鰻は高いし、それに川安は繁盛店なので気楽に立ち寄れない。
たまに食べるのが丁度いいのかもね。
美味しかった、ごちそう様でした。
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