行列必至の足助のうなぎ屋「川安」【豊田市】
- 2019.08.08
- 家飲み/家食べ

今年はウナギを食べていない。
もちろん土用の丑の日にも食べていないのだが、丑の日に鰻を食べなくても困ることはない。
丑の日の前後は鰻屋が混む時期なので、避けているくらいだ。
特にいつも混んでいる有名店は、激混み必至なので尚更だ。
で、今回訪ねた豊田市の足助にある「川安」は、普通の週末でも待ちは当たり前の繁盛店。
そんな「川安」だが、足助に用事があったので昼ごはんに寄ってみた。
足助に用件があったと言っても、足助の街よりかなり手前のことで、鰻のために足を伸ばした。
旨いものを食べたいという欲求は、多少の手間など厭わぬものなのだ。
バキューンと走って着いた「川安」は、ありがたいことに行列がない。
平日の昼過ぎという時間帯なのでこんなものかも知れないが、入店してみればほぼ満席でビックリ。
過疎地という場所を考えれば、平日の昼間に満席なんて驚き以外の何物でもない。
これが週末とか香嵐渓の紅葉の時期などは、ご覧の通りの激混みになる。
こうなると全くお手上げで、並ぶことの嫌いな私では絶対に無理な世界。
都会の人にとっては待つことも苦にならないのかもだが、私では無理なのだ。
今日は待つこともなくスッと入れた。
この店は基本的に相席にはしない。
私はお一人様なので、長テーブルの一角に案内されるが、そこは四人が座れる。
尤も四人用の席と言っても、普通の感覚なら二人用だが。
店内は狭く、テーブル席が二つと小上がりが四卓という配置。
テーブルは8人ほど座れる長テーブルと四人用のテーブルがあるが、どちらもギリギリの寸法しかない。
小上がりも、大人四人ではキツキツということがお分かりかと。
座卓も狭く、お盆が四つ乗るだけの寸法しかない。
とにかく狭いのだ。
寛ぎを求めるには不向きで、食べたらサッと帰るのが良策。
特に混み合っている時には待ちの人もいるだろうから、さっさと帰るのが粋。
お品書き(ピンチアウトで拡大できます)。
当たり前だが鰻しかない。
うな重もあるが、うな重は食べにくいのでパス。
鰻は上品に食べるよりガツガツと食べる方が似合っていて、それにはうな丼に限る。
それにうな重は高いけど、うな丼と比べて器以外に何が違うのだろうか。
うな丼は特上・上・並とあり、それは鰻の数の違いによる。
特上は6切れ、上は5切れ、並は4切れで、並(2,350円)でいってみた。
川安の丼は小ぶりで、しかもタレの味が濃いので並で十分。
負け惜しみではなく、特上だとクドくなるのだ。
他に ”かえで” という丼(1,800円)もあるが、これは鰻が三切れになる。
夜、長焼きで一杯やって ”かえで” で〆るのがいい感じだが、それは出来ない。
川安は昼しか営業していないので、夜に鰻で一杯やることが出来ないのだ。
待つほどもなく運ばれてきたうな丼。
オォ、見るから美味そうに焼かれた鰻で、テカテカしている。
これがうな丼の並だけど、並(四切れ)で十分でしょ。
ここは関西風の鰻で、関東焼きのように蒸していない。
なので皮目はバリッとしていて、その焦げた感じの味も旨いのだ。
肝吸いはオプション。
焦げ目の入った肝吸いで、プラス100円。
好き嫌いがあるだろうが、アッサリとした味で口直しにいい。
100円なら頼んでもいいのでは。
さっきも書いたけど、川安の鰻は濃い目の味。
と言っても醤油辛いとか甘すぎということではなく、コクのある味。
三河の我々にはストライクゾーンド真ん中の味で、旨い。
この店が繁盛しているのも、この味に惹かれれているのだ。
久しぶりに食べた川安のうな丼は、やっぱり旨かった。
これでもうちょっと安ければありがたいのだけど、鰻そのものが高くなってしまったから仕方ないか。
⇒ うなぎ 川安(食べログ)
また食べに行きたい、と言いたいところだが鰻は高いし、それに川安は繁盛店なので気楽に立ち寄れない。
たまに食べるのが丁度いいのかもね。
美味しかった、ごちそう様でした。
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