タケノコが「ホッケの開き」になって帰ってきた?【自宅】
- 2020.05.08
- 家飲み/家食べ
先日、知り合いの人からタケノコをもらった。
沢山もらったので近くの方にも差し上げたのだが、その方からお返しを貰ってしまった。
お返しで貰ったのはホッケの開き。
その方の妹さんが札幌に住んでいて、折々に北海道の産物が送られてくるとのこと。
丁度ホッケの開きが届いたから、タケノコのお礼にと届けてくれたのだ。
貰い物のタケノコを差し上げただけなのに、立派なホッケをお返しで貰ってしまい恐縮だが、ありがたく頂戴した。
このホッケの開きは ”真ホッケ” とのこと。
ここらのスーパーで売っているホッケは ”縞ホッケ” で、真ホッケは道内でしか売っていないものとか。
真ホッケは北海道の近海でしか獲れず、漁獲量も少ないので道外に流通しないのだそうだ。
名前の通り縞ホッケには ”シマ模様” が入っているが、真ホッケにはシマ模様がないので、誰でも見分けが付くらしい。
感覚的に真ホッケの方が上等のような気がするが、油の乗りは縞ホッケの方がいいとのことだ。
なので食べて美味しいのは縞ホッケで、真ホッケはサッパリとした味。
どちらにしても真ホッケを食べたことがないので、さっそく一杯のアテとして焼いてもらった。
貰ったホッケは立派なサイズで、30cm はありそう。
家の魚焼き器にぎりぎり入るサイズ。
焼き上がったものを大きなお皿に盛って出されたのがコレ。
焼きたての熱々を頬張れば、これが美味しい。
表面はパリッと中はジューシーという焼け具合でとても美味しいのだが、聞いた通りサッパリとした味。
確かに油の乗りが少なく、いつものホッケの感覚で食べると「あらッ?」という感じがするが、これはこういう味ということだ。
今は油が乗っている方が美味しい物ということになっているが、少し前まではそうではなかった。
マグロの大トロがいい例で、今は高級な寿司ネタとして君臨しているが、食べるようになったのは昭和に入ってから。
しかも ”通” な人が食べ始めたもので、広く食べられるようになったのは1950年代(戦後)ぐらいからというから、つい最近のことだ。
それまでは油が強すぎて口に合わず、見向きもされなかったという。
それが食の西洋化が進んで脂っこいものを摂るようになり、それで大トロも食べるように。
江戸時代までは捨てられていたというから、味の好みも時代によって変わるものなのだ。
大トロと同じで、ホッケも以前はサッパリとした味の真ホッケが上等だったのが、今は油の乗った縞ホッケの方が受けが良いということなのだ。
尤も三河ではホッケは一般的な魚ではなく、私が小さい頃には食べた記憶がない。
なので真ホッケなんて知らなし、食べたこともないのだ。
ホッケに合わせたのはビール。
サッパリとしたホッケなのでお酒の方が合う気がするが、気温が高くなってきているので、初めの一杯やはりビールがいいからね。
ホッケの他には、ニンジンタップリの炒めものが出されている。
チンゲン菜やシメジ、タマネギの野菜炒めで、肉は入っていない。
野菜オンリーなのでヘルシーな炒めものなのだけど、どうもパンチに欠ける。
主賓がいない感じなのだ。
不味いということではないが、野菜だけの野菜炒めはやはり寂しい。
ヘルシー志向の方やダイエット中の方には受けが良いと思うけど、そういったことを意識していない私なので、遠慮せずに肉も入れて欲しいところだ。
他には温豆腐の餡掛けもある。
これもヘルシーなひと品。
そんなこんなで、ホッケも含めてこの日の料理はヘルシー志向になっている。
日頃カロリーを摂りすぎているから、たまにはこういうヘルシーなものも良いかと。
尤もビールやお酒を飲むから、ヘルシー志向の料理もカロリー的には ”帳消し” になってしまうが。
この日はタケノコがホッケになって帰ってきたということで、ごちそう様でした。
美味しかった。
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