スーパーの産直にあった「淡竹」が思わぬ展開に【自宅】

スーパーの産直にあった「淡竹」が思わぬ展開に【自宅】

 

今年の春先に、タケノコを貰ったことがある。

朝掘りのタケノコで、ひと晩かけてアク抜きまでしてあるという。

その時の記事がこちらだが、美味しいタケノコだった。

 

そのタケノコをくれた方は珍しい名前の人で、名前で他の人と間違えることは無い。

で、奥殿がスーパーへ買物に行った折、地元農家の産直野菜のコーナーに淡竹(はちく)が置いてあり、見ればその人の名前が書いてあったという。

 

珍しい名前なのでその人が出荷した淡竹だろうと買い求め、さっそく煮物にしたのがこれだ。

食べればこれが美味しくて、柔らかいけどシャキッとした歯ごたえもある上等な淡竹。

 

その女性が野菜を出荷しているとは全く知らなかったが、出荷するには家庭菜園のレベルでは無理。

商品として出荷する以上、見た目も品質も問われ、少しぐらい傷があってもいいという、家庭菜園にありがちなものでは通らないからだ。

 

どこからをプロの農家とするのか線引きは分からないが、商品として出荷することをプロの農家とするなら、彼女は立派なプロの農家だ。

 

さっそく彼女に電話してこの淡竹のことを話したら「ヤダ~、分かっちゃった?」と照れていた。

淡竹だけではなく、他の野菜も出荷すると言っていたから、見かけたらまた買わしてもらうねと伝えたら、嬉しそうにしていた。

 

それにしても趣味で野菜を作っていると思っていた彼女が、スーパーに出荷するような本格的な農家さんだったとは。

人は見かけによらないものだ。


 

そんな彼女の淡竹の料理で一杯飲むのだが、もちろんそれだけではない。

この日のメインはエビマヨ。

エビマヨは私が作ることになっていて、このエビマヨも私が作ったものだ。

 

エビを揚げ、マヨネーズとスイートチリソースで作ったソースに絡めるだけなのだが、これが華やかでゴージャスなひと品になる。

淡竹も合わせて、さっそく一杯だ。

 

先ずはビールから。

エビマヨにはビールが合うからね。

 

普通ならエビマヨがメインディッシュになるところだが、この日の主役は淡竹。

三つ葉とワカメも盛られて、春の味のひと品に仕上がっている。

 

淡竹は細いものが上等かと思われるだろうが、実は太い淡竹のほうが美味しい。

もともと淡竹はエグ味が少なく、繊細な味で美味しいのだけど、太い淡竹はそれに力強さが加わって、シャキッとした食感も楽しめる。

 

この淡竹が正にそれで、太くて力強い旨さがある。

今までに食べた淡竹の中でも一番太いかもで、直径が 2~3 cm はありそうだ。

 

こんな美味しい淡竹にはお酒が合いそうなので、出してもらったのは黒龍の「大吟醸」。

福井・永平寺のお酒で、淡麗であってキレもある美味しいお酒だ。

 

これはある方に頂戴したお酒で、レギュラーで飲んでいるお酒の倍はする高級なお酒。

自分ではなかなか買えないものだけど、飲めばやはり美味しい。

 

冷奴も冷酒によく合う。

カニカマと辛味の効いた大根おろしもかけられて、豪華版の冷奴。

黒龍の爽やかな飲み味には、こういった感じの料理が合う。

 

エビマヨの影がすっかり薄くなってしまったが、それほど淡竹が美味しかったということだ。

それに淡竹を通して、意外な展開もあって楽しかった。

 

今夜も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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