スーパーの産直にあった「淡竹」が思わぬ展開に【自宅】
- 2020.05.28
- 家飲み/家食べ
今年の春先に、タケノコを貰ったことがある。
朝掘りのタケノコで、ひと晩かけてアク抜きまでしてあるという。
その時の記事がこちらだが、美味しいタケノコだった。
そのタケノコをくれた方は珍しい名前の人で、名前で他の人と間違えることは無い。
で、奥殿がスーパーへ買物に行った折、地元農家の産直野菜のコーナーに淡竹(はちく)が置いてあり、見ればその人の名前が書いてあったという。
珍しい名前なのでその人が出荷した淡竹だろうと買い求め、さっそく煮物にしたのがこれだ。
食べればこれが美味しくて、柔らかいけどシャキッとした歯ごたえもある上等な淡竹。
その女性が野菜を出荷しているとは全く知らなかったが、出荷するには家庭菜園のレベルでは無理。
商品として出荷する以上、見た目も品質も問われ、少しぐらい傷があってもいいという、家庭菜園にありがちなものでは通らないからだ。
どこからをプロの農家とするのか線引きは分からないが、商品として出荷することをプロの農家とするなら、彼女は立派なプロの農家だ。
さっそく彼女に電話してこの淡竹のことを話したら「ヤダ~、分かっちゃった?」と照れていた。
淡竹だけではなく、他の野菜も出荷すると言っていたから、見かけたらまた買わしてもらうねと伝えたら、嬉しそうにしていた。
それにしても趣味で野菜を作っていると思っていた彼女が、スーパーに出荷するような本格的な農家さんだったとは。
人は見かけによらないものだ。
そんな彼女の淡竹の料理で一杯飲むのだが、もちろんそれだけではない。
この日のメインはエビマヨ。
エビマヨは私が作ることになっていて、このエビマヨも私が作ったものだ。
エビを揚げ、マヨネーズとスイートチリソースで作ったソースに絡めるだけなのだが、これが華やかでゴージャスなひと品になる。
淡竹も合わせて、さっそく一杯だ。
先ずはビールから。
エビマヨにはビールが合うからね。
普通ならエビマヨがメインディッシュになるところだが、この日の主役は淡竹。
三つ葉とワカメも盛られて、春の味のひと品に仕上がっている。
淡竹は細いものが上等かと思われるだろうが、実は太い淡竹のほうが美味しい。
もともと淡竹はエグ味が少なく、繊細な味で美味しいのだけど、太い淡竹はそれに力強さが加わって、シャキッとした食感も楽しめる。
この淡竹が正にそれで、太くて力強い旨さがある。
今までに食べた淡竹の中でも一番太いかもで、直径が 2~3 cm はありそうだ。
こんな美味しい淡竹にはお酒が合いそうなので、出してもらったのは黒龍の「大吟醸」。
福井・永平寺のお酒で、淡麗であってキレもある美味しいお酒だ。
これはある方に頂戴したお酒で、レギュラーで飲んでいるお酒の倍はする高級なお酒。
自分ではなかなか買えないものだけど、飲めばやはり美味しい。
冷奴も冷酒によく合う。
カニカマと辛味の効いた大根おろしもかけられて、豪華版の冷奴。
黒龍の爽やかな飲み味には、こういった感じの料理が合う。
エビマヨの影がすっかり薄くなってしまったが、それほど淡竹が美味しかったということだ。
それに淡竹を通して、意外な展開もあって楽しかった。
今夜も美味しかった、ごちそう様でした。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
ガッツリと家事を片付けた後は、濃厚な胡麻ダレの「ざるラーメン」で締め【自宅】 2020.05.26
-
次の記事
ツーリングの予定を変更し、家で「パスタランチ」【自宅】 2020.06.01