絶品!エノキの軸で作った「山のホタテ」が超美味【自宅】
- 2020.10.01
- 家飲み/家食べ

「山のホタテ」というものをご存知だろうか。
それはエノキの石づきと言うか、軸の部分を焼いたもの。
これがその「山のホタテ」だ。
山のホタテという物を初めて知ったのは、今から10年近く前のこと。
小彼岸桜で有名な長野県高遠町(今は伊那市高遠)の藤沢という集落にある、「こかげ」という店で食べたのが初めてのこと。
その「こかげ」という店は、地元の婦人たちが地域起こしで作った食堂。
田舎の食堂と言ってもお洒落な店で、農家レストランといった雰囲気。
手元に画像がないので公式HPの画像だが、森の中に赤い屋根が映える別荘のようなオシャレな建物だ。
地域の婦人たちが、と書いたが、実質的には一人の女性が立ち上げたと言ってもいい。
たまたまこの店のことを知り、開店早々に豊田市から駆けつけたら、女優の市原悦子さんに似たその女性に、「よくもまあ遠い所から」と感激されたことを覚えている。
で、そのお礼として出されたのが「山のホタテ」だったのだ。
残念ながらその画像もないが、ランチは優しい味だった。
田舎の女性の作る料理と思ったら大間違いで、プロの料理人が作ったかと思うほどの洗練された味。
それと素材がいいのか、肉も野菜もナチュラルな味で頗る美味しかった。
今でも行ってみたいと思うが、高遠の藤沢は遠い。
豊田からだと4時間はかかるから二の足を踏んでしまうが、もう一度訪ねてみたい店ではある。
もうあれから随分と日が経つけど、あの市原悦子さん似のご婦人は、お元気にされているだろうか。
⇒ 信州高遠藤沢郷 こかげ (Facebook)
そんなことを思い出しながら作った、「山のホタテ」だ。
エノキの軸で作る「山のホタテ」は、一株のエノキから一つしか取れないから、それだけでは全く足りず、鶏のもも肉の甘辛炒めに添えてみた。
見た目が鶏肉に似たイメージになってしまったので、山のホタテもあると言わなければ、奥殿は気付かなかったようだ。
山のホタテは添え物になっていて、表向きのメインは鶏。
鶏もも肉を適当な大きさに切って、甘辛の味付けで焼いたものだ。
肉系だけでは栄養面で偏るからと、トマトのサラダも盛ってみた。
最近トマトの出番が多く、朝晩の食事には必ず付いてくるが、それはトマトを箱買いしてしまったから。
箱で買えば安いのだが、量があるので頑張って食べないと傷んでしまう。
そのため毎食必ずトマトが付いてくるという訳だが、生でも火を入れてもトマトは美味しいし、それに健康的でいいのでは。
こんなセットで、いただきま~す。
先ずはビール。
トマトが健康的でいいと書いたばかりだが、ビールだって健康的なもの。
但し適量ならばの話しだが、適量です。
エノキで作った「山のホタテ」はどうかと、心配しながら食べれば、これが絶品!
シャキッとした歯応えが素晴らしく、本物のホタテ以上に旨いと言えるほど。
奥殿も「こかげ」で食べた味を思い出したらしく、この味だったねと。
いままでエノキをどれだけ使ったか分からないけど、軸を捨ててしまっていたのが惜しまれる。
おが屑が付いている所を薄くカットすればいいだけなので、手間もかからない。
こうして焼いて食べれば、ここが一番美味しいところだと分かるはず。
こんな美味しいところを今の今まで味わなかったとが、残念至極。
これからは全部味わないとね。
山のホタテを食べていたら、高遠の「こかげ」へ行きたくなってしまったけど、やっぱり遠いか。
今夜も美味しかった、ごちそう様でした。
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