京野菜の水菜を使った料理と書くと、格が上がる?

京野菜の水菜を使った料理と書くと、格が上がる?

 

この日は奥殿に用事があり、私がチーフコックを務めることに。

料理を作ることは苦にならないけど、作ることのできるメニューが少ないのが難。

 

しかもこの日は肉も魚も出払っていて、野菜物しか無い。

冷凍物ならカニのクリームコロッケや塩サバなどがあるけど、たまには野菜オンリーのメニューもいいのでは。

 

と言うことで、今日は野菜料理でいってみることにした。


 

これはサニーレタス。

いつも行くスーパーにある地元野菜のコーナーに並んでいたものだ。

このスーパーにはスーパーが仕入れた野菜の他に、地元農家さんの野菜も並べられているのだけど、数が少ないらしく、いつもあるとは限らない。

いつもあるとは限らないけど、タイミング合えばピカピカの野菜が手に入る。

 

このサニーレタスはそうした野菜の一つで、畑から直送の採れたてなので、鮮度も良くてみずみずしい。

それと春になって強い太陽の光を浴びるようになったからか、色もメリハリが付いてクッキリとしている気がする。

このシャキッとしたサニーレタスが美味しいのだ。

 

今日の料理のメインはトマトと卵の中華炒めにし、他にナスと水菜の油炒めも作ることにした。

冷蔵庫にあるもので作るから、メニューは思い付きだ。

 

水菜は珍しく京都のもの。

パッケージには「京の伝統野菜」とあるから、水菜も京野菜の一つと言うことだろうけど、水菜が京野菜とは初めて知った。

 

それよりも京野菜と聞くだけでグレードが高く感じるし、美味しそうに思えるのは「京都」という言葉の持つマジックか。

 

メインのトマトと卵の中華炒めから作っていく。

トマトは適当な大きさに切って、卵はマヨネーズを入れてグルグルに混ぜる。

あとは焼くだけだけど、卵とトマトは一緒には炒めず、別々に炒めて最後に一緒にする。

一緒に炒めるとトマトから出る水分で、ベチャッとした仕上がりなってしまうからだ。

 

先ずはスクランブルエッグを作って、一旦取り出す。

スクランブルエッグを作るのは一瞬の早業で忙しいので、画像はない。

 

次いでトマトを強火でジャーと焼く。

油が飛び跳ねるのでフライパンをネットで覆っているけど、それでも多少の油は跳ねるけどね。

 

トマトに火が入ったらスクランブルエッグを戻し、すき焼きのタレ(またはオイスターソース)で味付ければ出来上がり。

これが美味しいのだ。

 

ナスと水菜の油炒めは後回しにして、さっそくビールで乾杯だ。

作る人と食べる人が同じなので、食べるだけに専念できないのが辛いところ。

それでもビールをグイッといけば、天国へ。

 

キンと冷えたビールに、熱々のトマトと卵の中華炒めがよく合う。

トマトの酸味にフワトロの卵が絡み、そこにすき焼きのタレの甘じょっぱい味が重なって、とても美味しい。

 

トマトと卵を炒めただけで、ここまで美味しくなるのが不思議なほど。

中華料理と言うほど大袈裟なものではないけど、中国では最もポピュラーな料理の一つ。

 

中国ならどこでも味うことができる料理で、定番中の定番メニュー。

奥殿もこの料理が気に入っていて、家では一週間に二度は作っている。

 

トマトと卵炒めも食べてしまい、次の料理に取り掛からないといけないのだが、こういうときが一番面倒。

さっきも書いた通り作る人と食べる人が同じなので、ちょっと飲んでホロ酔い加減のときに席を立つのが面倒なのだ。

 

これと同じ理由で、ビュッフェ形式の食事も大嫌い。

食べて(飲んで)いる最中に席を立つのがイヤで、それでビュッフェが嫌いなのだ。

 

食事はユッタリと落ち着いて味わいたいもの。

食事中に立ったり座ったり歩き回ったりと、ドタバタしたくないからネ。

 

でも作らないことには永遠に何も出てこない。

当たり前だけど、ここは店ではないのだ。

 

仕方なくナスと水菜の油炒めを作ったけど、画像は完全に撮り忘れてしまった。

飲むと緊張感もなくなる。

 

気付いたときは半分ほど食べてしまっていた。

その画像がこれ。

箸を付けてしまった画像を載せるのは気が引けて、載せないでおこうかと思ったけど、こんなこともあるということで載せてみた。

 

油で炒めたトロッとしたナスに、水菜のシャキッとした食感の組み合わせがいい感じで、美味しかった。

京都の水菜だから余計に美味しい、という事は無かったけど、京野菜の水菜を使った料理と書けば味のレベルもワンランク上がるかも。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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