天かす丼は、実は一番美味しい天丼なのかも

天かす丼は、実は一番美味しい天丼なのかも

 

信号機のある横断歩道で信号待ちをしていた。

信号が青に変わったので渡り始めたら、右側から車が近づいてくる。

その車、減速はしているけど、横断歩道の手前で止まれる雰囲気ではない。

ヤバイなと思って立ち止まれば、案の定その車は横断歩道の真ん中で止まった。

 

私が立ち止まらなければ、その車にぶつけられていたタイミングだ。

なんだこの車はとそのドライバーを見れば、片手にスマホを持ってのながら運転。

私が睨みながら横断歩道を渡っていても、そのドライバーはスマホを見つめたまま。

何を見ているのか知らないが、まだこんな運転をする低能な男がいるのかと呆れる。

 

こんな車にはミサイルでもぶっ放してやりたいところだが、スマホのながら運転が危険ということを、この男は理解していないのだろう。

青信号で横断歩道を渡るときも、歩行者が注意しないといけないとは情けないことだ。


 

そんなことがあった日も、やっぱり飲む。

この日のアテは赤魚の煮付け。

大きな赤魚なので半分に切ってある。

身も分厚いので、半分でないとお腹が膨れてしまうのだ。

 

他にはなめ茸や白菜の漬物などを並べてくれた。

大きな白菜を買ってしまったので、漬物にしてせっせと消費しているのだけど、この程度では全く追いつかない。

生鮮野菜なので早目に使わないと傷んでしまうが、大量に消費するにはやはり火を通すのがいいのかも。

 

それはともかく、まずはビールで乾杯。

グイッといけばいつもの通り旨い。

旨いし、それにこれがないと食事が始まる気がしないのだ。

 

赤魚の煮付けはいい感じに仕上がっていて、とても美味しい。

濃厚な甘辛のタレが、あっさりとした淡白な赤魚の身にベストマッチ。

 

付け合わせのシシトウも実によく合う。

ほんのちょっとの辛味が、甘辛のタレによく合うのだ。

 

赤魚のアテが済めば、お次はニラ餃子の餡かけ仕上げ。

鍋に使ったニラ餃子が余っていたので、それに玉子の餡かけをかけて水餃子にしたもの。

 

これが美味しく、余り物の流用とはとても思えないひと品に仕上がっている。

初めからこれを目指して作ってもいいほどの、上等な料理だ。

 

ビールが済めば冷酒を少し。

これは「シャア」というお酒で、居酒屋の元ママにもらったもの。

 

シャアと言えばガンダムの世界だが、それとは違って爽やかな吟醸香の漂う綺麗なお酒。

長野・須坂のお酒で、女性にも好まれそうな上品なタッチ。

 

こういう美味しいお酒は、落ち着いた大人の店で美女と飲みたいものだけど、残念ながらここは家。

家で飲んでも美味しいけど、やっぱり雰囲気がネ。

 

お酒も終わって締めのご飯に。

締めにご飯を食べないと、終わった気がしないのだ。

 

今日のご飯は天かす丼にしてもらった。

天ぷらの残った衣で作った天かす(揚げ玉)をご飯の上に乗せ、だし醤油を垂らしただけの簡単な丼もの。

 

これは昔、ある天ぷら屋の大将に教えてもらったもので、〆のご飯にはピッタリの一品。

天ぷら屋で飲んだ〆に天丼を食べたいけど、〆に天丼はちょっとヘビーという時に出してくれたもので、これが倒れるほど美味しかったのだ。

 

揚げ物はネタの旨さもさることながら、衣の美味しさも重要な要素。

トンカツならパン粉が立った感じのザクッとした衣が美味しいし、天ぷらも軽いタッチのサクッとした衣が美味しい。

究極的に言えば揚げ物はネタで勝負ではなく、衣が美味しさの分かれ目ではとさえ思う。

 

天かす丼はその衣を乗せたものだから、美味しいのは当たり前かと。

天かすで作った天かす丼は、実は一番美味しい天丼なのかもしれない。

奥殿もこの天かす丼の美味しさに驚いた様子で、これはハマる美味しさとのこと。

 

余った衣で作った天かすでも、ここまで美味しい ”料理” になるのが面白い。

料理の世界は奥が深いのだ。

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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