天かす丼は、実は一番美味しい天丼なのかも
- 2022.11.30
- 家飲み/家食べ
信号機のある横断歩道で信号待ちをしていた。
信号が青に変わったので渡り始めたら、右側から車が近づいてくる。
その車、減速はしているけど、横断歩道の手前で止まれる雰囲気ではない。
ヤバイなと思って立ち止まれば、案の定その車は横断歩道の真ん中で止まった。
私が立ち止まらなければ、その車にぶつけられていたタイミングだ。
なんだこの車はとそのドライバーを見れば、片手にスマホを持ってのながら運転。
私が睨みながら横断歩道を渡っていても、そのドライバーはスマホを見つめたまま。
何を見ているのか知らないが、まだこんな運転をする低能な男がいるのかと呆れる。
こんな車にはミサイルでもぶっ放してやりたいところだが、スマホのながら運転が危険ということを、この男は理解していないのだろう。
青信号で横断歩道を渡るときも、歩行者が注意しないといけないとは情けないことだ。
そんなことがあった日も、やっぱり飲む。
この日のアテは赤魚の煮付け。
大きな赤魚なので半分に切ってある。
身も分厚いので、半分でないとお腹が膨れてしまうのだ。
他にはなめ茸や白菜の漬物などを並べてくれた。
大きな白菜を買ってしまったので、漬物にしてせっせと消費しているのだけど、この程度では全く追いつかない。
生鮮野菜なので早目に使わないと傷んでしまうが、大量に消費するにはやはり火を通すのがいいのかも。
それはともかく、まずはビールで乾杯。
グイッといけばいつもの通り旨い。
旨いし、それにこれがないと食事が始まる気がしないのだ。
赤魚の煮付けはいい感じに仕上がっていて、とても美味しい。
濃厚な甘辛のタレが、あっさりとした淡白な赤魚の身にベストマッチ。
付け合わせのシシトウも実によく合う。
ほんのちょっとの辛味が、甘辛のタレによく合うのだ。
赤魚のアテが済めば、お次はニラ餃子の餡かけ仕上げ。
鍋に使ったニラ餃子が余っていたので、それに玉子の餡かけをかけて水餃子にしたもの。
これが美味しく、余り物の流用とはとても思えないひと品に仕上がっている。
初めからこれを目指して作ってもいいほどの、上等な料理だ。
ビールが済めば冷酒を少し。
これは「彗」というお酒で、居酒屋の元ママにもらったもの。
シャアと言えばガンダムの世界だが、それとは違って爽やかな吟醸香の漂う綺麗なお酒。
長野・須坂のお酒で、女性にも好まれそうな上品なタッチ。
こういう美味しいお酒は、落ち着いた大人の店で美女と飲みたいものだけど、残念ながらここは家。
家で飲んでも美味しいけど、やっぱり雰囲気がネ。
お酒も終わって締めのご飯に。
締めにご飯を食べないと、終わった気がしないのだ。
今日のご飯は天かす丼にしてもらった。
天ぷらの残った衣で作った天かす(揚げ玉)をご飯の上に乗せ、だし醤油を垂らしただけの簡単な丼もの。
これは昔、ある天ぷら屋の大将に教えてもらったもので、〆のご飯にはピッタリの一品。
天ぷら屋で飲んだ〆に天丼を食べたいけど、〆に天丼はちょっとヘビーという時に出してくれたもので、これが倒れるほど美味しかったのだ。
揚げ物はネタの旨さもさることながら、衣の美味しさも重要な要素。
トンカツならパン粉が立った感じのザクッとした衣が美味しいし、天ぷらも軽いタッチのサクッとした衣が美味しい。
究極的に言えば揚げ物はネタで勝負ではなく、衣が美味しさの分かれ目ではとさえ思う。
天かす丼はその衣を乗せたものだから、美味しいのは当たり前かと。
天かすで作った天かす丼は、実は一番美味しい天丼なのかもしれない。
奥殿もこの天かす丼の美味しさに驚いた様子で、これはハマる美味しさとのこと。
余った衣で作った天かすでも、ここまで美味しい ”料理” になるのが面白い。
料理の世界は奥が深いのだ。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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