鶏の唐揚げはカレーのトッピングに合わなかった

鶏の唐揚げはカレーのトッピングに合わなかった

 

この日は鶏の唐揚げ。

鶏もも肉が余っていて、早く使った方がいいということで唐揚げにしてみたもの。

 

奥殿は唐揚げがあまり好きではなく、鶏の山椒焼きの方がいいらしいが、私は唐揚げが食べたい。

どちらがいいかなどと子供のように揉めるのも大人気ないが、ここは私の食べたいものを優先して唐揚げに。

揚げ物は私の担当なので、作る私の独断でメニューを決めてしまったのだ。

 

作ると言っても料理のスキルの低い私なので、味付けや衣などは市販の唐揚げ粉に丸投げ。

から揚げ粉の袋に書いてある通り、適当な大きさに切った鶏もも肉と唐揚げ粉を袋に入れ、パタパタと袋を振って粉をまぶした。

これで味付けも衣もできてしまうのが不思議。

 

揚げます。

揚げるだけなので簡単だ。

 

揚がればお皿に盛り付けて、早速ビール

大きめのお皿に盛り付けたことはいいけど、ちょっと皿が大き過ぎた。

 

小さいお皿にはみ出るほど盛るのも格好悪いが、大き過ぎるお皿もバランスが悪い。

この辺りは経験とセンスがものを言う世界で、色々やってみるしかない。

 

それはそれとして、唐揚げは少し揚げすぎてしまったようだ。

不味いのではなく、ジューシーさが少ない感じなのだ。

 

原因は揚げる時間が長かったためかと。

時間にすればホンの30秒か1分ほどのことだろうけど、それが味の違いになるから微妙なところ。

 

プロは長年の経験と勘で、出来上がりのタイミングを見極められるが、料理素人の私ではそれが分からない。

こういうところがプロとアマチュアの違いで、同じように揚げても味に差が出てしまうのだ。

 

とは言え、不味くて食べられないということではない。

味も名の通った日清製粉が作った粉なので、普通に美味しい。

さっきも書いた通り、ジューシーさが少ないだけなのだ。

 

この唐揚げ粉は濃いめの味付けなので、ビールによく合う。

ビールのアテにはいいけど、味が濃すぎて、単品だけでは進まなくなりそう。

 

ビールなしなら白いご飯に合わせるのがいいと思うが、実は今日のご飯は、この唐揚げをトッピングしたカレーライスの予定なのだ。

辛いカレーに味の濃い唐揚げという組み合わせは、味が濃すぎでちょっとマズったかもだが、後には引けない。

 

ということで〆のカレーにしてみた。

盛ってから気付いたけど、トマトを添え忘れた。

 

食べればやはり味が濃い。

唐揚げに白いご飯なら美味しかっただろうが、カレーライスに唐揚げは濃い味+濃い味で辛くなってしまう。

これがトンカツのような薄い味ならよく合うハズ。

 

そう思うとカツカレーはよく考えられた組み合わせで、カレーにトンカツを合わせることを考えた人の感性が素晴らしい。

プロの料理人には経験上、合う合わないが分かるのだろう。

 

自分で作っておいて何だけど、今日の唐揚げはあまり出来が良くなかった。

奥殿の希望通り、鶏の山椒焼きにしておけばよかったか。

 

たまには失敗もある。

辛いカレーだったけど、お腹は満腹になった。

ごちそう様でした。

 

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